by chance? or by design?

シリーズ by chance? or by design? はこれから、一般的に通説となっている3つの事柄について考えます。
進化論はその3つの通説を前提としています。

1、 突然変異は新たな種を作り出す原動力となる。
2、 自然選択は新たな種を生み出す。
3、 化石の記録は、大進化を裏付けている。

整理しておくべき要点として、小進化と大進化について。
生物は、代を重ねるうちに、変化することがあります。
たとえば、犬の選択的な交配を繰り返せば、足の短い犬や毛の長い犬を生み出すことができます。
科学者はそれらを、「小進化」とよんでいます。

進化論を唱える科学者は、長大な年月のうちに、小さな進化が積み重なり、やがて魚類が両生類に、猿のような生き物が人間になるような大きな変化が生じたと信じています。
こうした変化を、「大進化」と呼んでいます。

この考え方は筋が通っているのように感じるかもしれません。
「一つの種の中で小さな変化が生じるのであれば、長い時間が経つうちに大きな変化が生じると考えても良いのではないか」という具合です。
次週から先にあげた3つの通説を少しずつ考えて、この考えが本当に筋の通った考えかどうか調べます。

豊田