by chance? or by design?


ニワトリが先か卵が先か。


先週から、再びDNAについて書いています。
遺伝の暗号を帯びるヒストンのうちもっとも簡単なものが形成される可能性は、20の100乗分の1という確率で、この20の100乗という数字が天文学的な数字であることまでが、先週まで。


今日は細胞の増殖のために必要な整った遺伝の暗号がどのようにして生じたか、という点。
ヒッチングは「タンパク質の形成はDNAに依存している。しかしDNAはそれ以前のタンパク質がなければ形成され得ない」と述べています。
ディカーソンは、それは、「平行して発達した」と、と述べています。
つまり「卵」と「ニワトリ」が同時に進化したと述べているのです。
これは道理にかなったことでしょうか?


ディカーソンは「遺伝機構の進化は、それに関する実験室的モデルのない段階である。したがって、不都合な事実にかせをはめられることなく、むげんに推測を発展させることができる。」
しかし「不都合な真実」をそのように簡単に払いのけることは、確かな科学的手法といえるでしょうか?

不都合な真実」は、DNAとタンパク質の関係だけでなく、タンパク質の構成材料であるアミノ酸の自然発生の確率の段階からはじまり、それらはすべて「偶然に」という言葉で成し遂げられたことになっています。

それは本当に確かな科学的手法と言えるのでしょうか

豊田