by chance? or by design?

今週の by chance? or by design? は、確率とタンパク質の自然生成 prat 2
先週は適切なアミノ酸だけが集まってタンパク質分子を形成する可能性を、100種類以上の赤い豆と白い豆の山にスコップを差し込んで、そのスコップの上のあらかじめ定められた場所に、定められた豆、しかも赤い豆だけが載る可能性に模して考えましたが、それを確率的に考えるとどうなるでしょうか?

進化論者たちは、それが10の113乗分の1にすぎないことを認めています。
10の50乗分の1の可能性は、数学的に全く起こらないこととして見られます。
ここに関係している見込み、もしくは確率がどの程度のものかということは、10の113乗という数字が、宇宙の全ての原子の推定合計数より大きい、という点からも理解できます。

タンパク質には、生体と構成素材になるものと、酵素になるものとがあり、後者は、細胞に必要な化学反応の速度を速める働きをします。
その助けがなければ、細胞は死んでしまいます。
細胞の活動のためには、酵素として働くタンパク質が、2、3種類ではなく、2000種類も必要です。
無作為の過程でこれら全てを得る可能性はどれほどでしょうか?
10の40000乗分の1です!
天文学者フレッド・ホイルは、これを「たとえ全宇宙が有機物のスープで成り立っていたとしても遭遇することのできない、突飛なほど小さな確率」としています。

しかし実際の可能性は、この「突飛なほど小さな」数字が示すよりさらにずっと小さくなります。
細胞を包む皮膜が必要で、その皮膜がまた極めて複雑な造りです。
それはタンパク質と糖と、脂肪の分子から成り立っています。
進化論者のレズリー・オーゲルは「今日観察される細胞膜には水路やポンプがあり、それには特に、栄養素、老廃物、金属イオンなどの流入や排出を制御している。これら特殊化した水路には特殊なタンパク質が伴っている」。

chance つまり偶然もしくは無作為がこれらのものを本当に存在させ得るでしょうか?
豊田