人の時を想う？その４

「どのような害があるのか。健康だけの問題では無い」
喫煙による健康に対する害は広く知られてきました。
肺や血管に対する影響だけでなく、白血病、白内障、歯周病、腎臓がん、子宮頸がん、胃がんなどです。
「たばこに含まれる毒素は血液によって体中に運ばれるからである」と米国公衆衛生局長官リチャード・H・カルモナは述べました。
カルモナは喫煙者の寿命は、非喫煙者より大抵の場合13年ないし14年程短いという点も指摘しました。

健康だけの問題ではありません。
更にフィンランドの労働衛生研究所の、カリ・レイユラ教授によると、喫煙は雇い主にとって、「高くつく」という点を指摘しました。
仕事中に一服する時間のロスだけで、「一日にたばこをひと箱吸う労働者は、一年間に17日程欠勤」し、損害は病欠によっても増し加わり、さらに喫煙する従業員は事故を引き起こす確率が高くなるということです。
実際フィンランドの国民経済に年間1660万ユーロ（22億6000万円）ほどの損害を与えているということです。
MT