中村研一、琢ニ 生家美術館

宗像支店のすぐそばに、日本近代洋画壇で活躍した兄弟、中村研一、琢ニ画伯の生家美術館があります。 毎月、1日〜10日、11:00〜16:00開館、入場無料。(1月は休館)
明治時代、光岡の旧家、中村家の後継ぎであった中村啓次郎の四男四女の長男、二男として生まれた二人。父啓二郎は、その時代に珍しい転勤族となり、自分が家を継がない代わりに研一に継がせようとしましたが、幼い頃から絵に秀でた才能を持っていた研一は、画家を目指して東京美術学校に進みました。   また、弟の琢ニも兄とは違う道を歩いていたものの、啓次郎亡き後、画家の道に進みます。 仲良し兄弟の二人ですが、その画風にはそれぞれの個性が光っています。
戦時中、従軍画家として絵をかいた研一の作品や、帰省の際、三郎丸で描いたという貴重な作品が展示された生家ならではのギャラリーです。 庭には研一が慈しんだ楠木が揺れ、一階の喫茶でも静かな時間を過ごすことができるすてきな美術館です。